2016年04月01日
グリーンベレー ODA554部隊パッチ作成
先日もこんなパッチできますか~とのお問い合わせがあり、サクッと仕上げました。
作ってるときはハッキリ言って何のパッチなのか分からずラクダのマークだね~くらいしか考えず作っておりましたが、完成後に依頼者さんにたずねると、
ODA554は、実在する部隊でアメリカ陸軍特殊部隊の
第5特殊部隊グループ (5th Special Forces Group / 5th SFG)
所在地:ケンタッキー州フォートキャンベル担当:中央アジア、中東、アフリカの角地域(ソマリア周辺)です。
通称グリーンベレーで、第5はアフガニスタン、イラク戦争などで活躍したと言われています。
実物でも人気が高く、なかなか入手できません。
とくわしく教えていただきました。
本物は入手困難らしいですね。
で、レプリカの作製となったわけですね。
冒頭でサクッと仕上げたといいましたが、これはいろんな刺繍を手がけてサクッと仕上がれるわけで、いきなり当方の機材一式渡されて作りなさいといわれてもサクッとはできません。
データ作成はPCで作りますが、刺繍は糸で縫い上げて色を着けていく作業ですので、ツヤや縫う方向、角度、縮み加減でも色の出方が違ってきます。
さらに、生産効率とかコストとかも考えながらデータ作成します。私はこれを20年くらいやってもまだ勉強中です。
で今回はどうやってパッチが出来上がるかご紹介します。
まず、頂いた画像がコレ
ぱっと見は一色で難しそうではないかなと思いましたが、画像がずごく不鮮明。
ラクダのマークは黒のベタにしか見えない。
自分で他の画像検索してもぜんぜん見つからないのでしかたなくとりあえず作製にかかる。
まず画像を専用のPCに取り込み、作製予定の大きさにそれを調整して、比較的簡単な文字からデータつくりました。
文字はソフトの中にフォントとしてデータがありますので画像のようなゴシック体でしたら伸ばしたり縮めたりして比較的簡単にできます。
でも、縫い始め、縫い終わりを考えて調整しないとスッキリ仕上がりません。ここで少し経験がいります。
フォントにないカッコ( ) は糸の方向を入力して手動で作製。
文字ができたのでメインのラクダのマークへ
このへんは全て手動で糸の方向を指定して作成。矢は不鮮明な画像でもだいたい想像がつくので比較的簡単でしたが、
ラクダの足やその下の土?は拡大するとピクセルすぎて元の形は分かりません。
このへんは想像力で補います。
刺繍でこんな動物を表現する場合は糸の方向あちこち変えて、先日の自衛隊パッチの馬のように立体感を出すと高級感がでますし、刺繍らしくていいですが、今回はベタでいきます。
だいたいできましたのこの状態で一度試しうちします。
ミシンにデータ転送して、適当な生地に刺繍。
試しうち完了、約5分ミシン作動してました。
これの仕上がり見ながら調整して、ふち周りのデータ付けて、本番生地へ再度試しうちします。
ミシンにデータ送信完了。
TAN色の生地に刺繍。
とりあえず刺繍は完成。
コレをハンダこてで溶かして切り出して、
縫付け用のミシンで裏にマジックテープ縫い付けて完成。
ここまでで、約一時間でやりました。
仕上がりに不満があるので微調整してもう一枚試作。
さらにもう一回調整して結局3枚できてしまいました。
完成形が冒頭の1枚です。
すべての作業完了まで一時間半くらいでした。
私は、このくらいのサイズで一色もののパッチでしたら、試作は一時間でつくるようにトライしますので今回も少し時間オーバーでした。
なぜかというとこの手のゼロからの試作でも工賃 ¥2野口英世 と自分で決めているからです。
時間オーバーしてもミリタリーものは個人的に楽しいので損した気にはなりませんね。
試作後に追加あれば1枚¥1野口英世でお作りしています。
こんな感じですのでご興味ある方は
moko_828_2@yahoo.co.jp までお気軽にお問い合わせください。
作ってるときはハッキリ言って何のパッチなのか分からずラクダのマークだね~くらいしか考えず作っておりましたが、完成後に依頼者さんにたずねると、
ODA554は、実在する部隊でアメリカ陸軍特殊部隊の
第5特殊部隊グループ (5th Special Forces Group / 5th SFG)
所在地:ケンタッキー州フォートキャンベル担当:中央アジア、中東、アフリカの角地域(ソマリア周辺)です。
通称グリーンベレーで、第5はアフガニスタン、イラク戦争などで活躍したと言われています。
実物でも人気が高く、なかなか入手できません。
とくわしく教えていただきました。
本物は入手困難らしいですね。
で、レプリカの作製となったわけですね。
冒頭でサクッと仕上げたといいましたが、これはいろんな刺繍を手がけてサクッと仕上がれるわけで、いきなり当方の機材一式渡されて作りなさいといわれてもサクッとはできません。
データ作成はPCで作りますが、刺繍は糸で縫い上げて色を着けていく作業ですので、ツヤや縫う方向、角度、縮み加減でも色の出方が違ってきます。
さらに、生産効率とかコストとかも考えながらデータ作成します。私はこれを20年くらいやってもまだ勉強中です。
で今回はどうやってパッチが出来上がるかご紹介します。
まず、頂いた画像がコレ
ぱっと見は一色で難しそうではないかなと思いましたが、画像がずごく不鮮明。
ラクダのマークは黒のベタにしか見えない。
自分で他の画像検索してもぜんぜん見つからないのでしかたなくとりあえず作製にかかる。
まず画像を専用のPCに取り込み、作製予定の大きさにそれを調整して、比較的簡単な文字からデータつくりました。
文字はソフトの中にフォントとしてデータがありますので画像のようなゴシック体でしたら伸ばしたり縮めたりして比較的簡単にできます。
でも、縫い始め、縫い終わりを考えて調整しないとスッキリ仕上がりません。ここで少し経験がいります。
フォントにないカッコ( ) は糸の方向を入力して手動で作製。
文字ができたのでメインのラクダのマークへ
このへんは全て手動で糸の方向を指定して作成。矢は不鮮明な画像でもだいたい想像がつくので比較的簡単でしたが、
ラクダの足やその下の土?は拡大するとピクセルすぎて元の形は分かりません。
このへんは想像力で補います。
刺繍でこんな動物を表現する場合は糸の方向あちこち変えて、先日の自衛隊パッチの馬のように立体感を出すと高級感がでますし、刺繍らしくていいですが、今回はベタでいきます。
だいたいできましたのこの状態で一度試しうちします。
ミシンにデータ転送して、適当な生地に刺繍。
試しうち完了、約5分ミシン作動してました。
これの仕上がり見ながら調整して、ふち周りのデータ付けて、本番生地へ再度試しうちします。
ミシンにデータ送信完了。
TAN色の生地に刺繍。
とりあえず刺繍は完成。
コレをハンダこてで溶かして切り出して、
縫付け用のミシンで裏にマジックテープ縫い付けて完成。
ここまでで、約一時間でやりました。
仕上がりに不満があるので微調整してもう一枚試作。
さらにもう一回調整して結局3枚できてしまいました。
完成形が冒頭の1枚です。
すべての作業完了まで一時間半くらいでした。
私は、このくらいのサイズで一色もののパッチでしたら、試作は一時間でつくるようにトライしますので今回も少し時間オーバーでした。
なぜかというとこの手のゼロからの試作でも工賃 ¥2野口英世 と自分で決めているからです。
時間オーバーしてもミリタリーものは個人的に楽しいので損した気にはなりませんね。
試作後に追加あれば1枚¥1野口英世でお作りしています。
こんな感じですのでご興味ある方は
moko_828_2@yahoo.co.jp までお気軽にお問い合わせください。
Posted by MOKO at
18:25
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